卒業後、書道教室を開きたい学生を中心に、日本習字教育財団による「教室開設説明会」に参加しました。
参加した学生は、卒業してすぐ教室を開設する人、将来結婚してから開設する人など様々ですが、みんな夢を実現するために真剣に話を聞いていました。
最初は全体に教室開設に必要なこと(手続きの仕方、教室開設へのサポート)の説明を受け、そのあとセンター別に机を並べなおして、各センター長(東京センター、京都センター、福岡センター)から細かい説明と合わせて、学生からの質問に一人一人丁寧に答えていただきました。実際のお教室の状態、生徒の集め方、生徒の指導、場所の選び方、先生としての心構え、など様々なことを教えていただきました。
2時間30分と言う短い時間でしたが、学生たちは教室を開いて先生になるということの意味を理解した上で、さらなる精進に努める目標ができたと思います。
日本習字 教務部長よりあいさつ
教室開設に向けて真剣にメモを取っています
エリア別(東京センター)座談会
エリア別(京都センター)座談会
エリア別(福岡センター)座談会
あと半年もしないうちに学生は卒業を迎えます。
学校では就職に向けて講師の先生をお迎えして講義を行っていただきました。
履歴書の書き方、面接の受け方講座では、ハローワークの方から、大切なポイントを伺いながら実践形式で講義をしていただきました。
履歴書は、就職や転職の第一関門です。ここでつまずいては先に進めません。たった1枚の履歴書がどう見られるのか・・・次のステップに行くためには手が抜けない大切な書類です。
また、面接は最終関門です。せっかくここまで積み上げて来たことをここで台無しにするのか・・・栄光を勝ち取るのか・・・ まさに運命の分かれ道です。
この二つは就職するにあたり非常に大切なことなので、外部の講師を招くことにより、講義を受ける学生にも緊張感を持ってもらいたく、毎年この時期に講義を行っています。
それと今回から、洋服の青山による「スーツの着こなし講座」を初めて開催しました。普段、何気なく着ているスーツですが買う時のポイントや注意すること、TPOに合わせたブラウスの種類と色、ガバンなどの小物について、様々な話を実践形式で教えていただきました。
学生の皆さんが、少しでも希望の就職先に就けることを祈っています。
履歴書書き方講座 採用試験の第一歩、それが履歴書
面接講座 実際に模擬面接をして悪いところを指摘してもらいます
履歴書書き方講座 ポイントになる点をマーカーで明記
面接講座 採用の最終関門、自分をどれだけPRできるかがカギです
スーツの着こなし講座 第一印象の大切さを学びました
スーツの着こなし講座 ブラウスの種類とその意味、TPOに合わせて着ましょう
スーツの着こなし講座 機能性、色合い、大きさなど色々学びました
スーツの着こなし講座 コートの正しいたたみ方を実習
スーツの着こなし講座 きれいに見える座り方も学びました
スーツの着こなし講座 きれいに見える礼の仕方を実践
今年の宿泊郊外研修は山梨県「大門碑林公園」~雨畑硯「峯硯堂」に行きました。この日は朝から雨が降っていましたが、「午後からは曇りになる」という天気予報を信じて観光バス2台で学校を出発しました。
最初の目的地は長野県の諏訪湖にて昼食&ガラスの里見学。お昼のパンバイキングでお腹を満たしたらガラスの里で、きれいなガラス工芸を見学(購入もできます)しました。可愛いアクセサリーや時計、ガラスコップに1億円もする大きなガラス玉など楽しい時間を過ごし、諏訪湖を後にしました。
続いて、大門碑林公園(山梨県)にて碑林を見学しました。書道を学ぶ人には必須な古典の碑を15碑(九成宮、孔子病、曹全など)が展示されており建物も中国風になっていますので自然と気分は高まっていきます。
学生は違うスイッチが入ったみたいで、カンフー気分に浸って、様々なポーズをとって楽しんでいました。
初日の最後は雨畑硯の硯削りの体験&硯の購入です。
良い硯の選び方や削った時の感覚、削った粉の違いなど、硯についてたくさん学ぶことができました。
また、硯も安く買うことができ、学生たちは充実した研修旅行に満足したと思います。
これは何の構えでしょう(笑)
豪華な食事にテンションが上がります。
- 諏訪湖のガラスの里にて
大門碑林公園にて、なぜかかめはめ波?
雨宮峯硯堂にて、硯について名人から説明を受けました
硯を削る体験をしましたる
宿泊先にて足湯。ホッとするひとときです。
初日に夕食は、豪華な食事とカラオケで大盛り上がり!!
山梨県 白糸の滝
宇都宮焼きそば。B級グルメは外せません。
白糸の滝にて集合写真。楽しい思い出です。
二日目のお昼。スマホで写真撮影。インスタにUP
するのかな?
先生もお昼は・・・楽しそうです。
エビでハート。誰に向けてかな?
おさかな市場で試食。美味しかったです。
夏の集中講座(8/18~8/31)が終わり、今日から通常授業になります。
夏の集中講座は、今まで勉強してきたことを基に基礎学力の確認と発展を行います。
初日は東京芸術大学名誉教授で全日本書写書道教育研究会理事長の長野秀章先生を招いての講義を皮切りに、観峰館の学芸員の方を招いての講義、また、福岡から篆刻の講師として西山先生を招いての実習など短い期間でしたが、学生にとっては実りのある講座ばかりだったと思います。
9月には宿泊研修を始め様々なイベントがありますので、12月まで「あっ」と言う間に来てしまうでしょうが、学生がそれを感じるのはもう少し先のことになるでしょう。
長野先生の講義 実践を踏まえたわかり易いお話しでした
篆刻の西山先生 篆刻の面白さを教えてくれました
篆刻で分からないところも親切に教えていただきました
石を彫るのは初めてですが、上手に出来ました
観峰館の学芸員さんの講義
臨書発展の授業 今まで学んだことを踏まえ、明、清代の書について学びました
日本の書(三筆、三蹟)についての特徴を知りました
最終日はうちわや半紙に模様を付けて文字を書きました
最後は楽しく、夏季集中講座は終わりました
入学から4か月目に入り、もうすぐ夏休みになります。
学生たちは4月に校外研修、5月に書写検定試験、6月にはオープンキャンパス、7月は拓本採取とあっと言う間に夏休みを迎えることに誰もが驚いているのと同時に「ほんとに上手になっているのかなぁ」と言う思いがあると思います。学校にいると自分の上達は分かり難いものです。
なぜなら、上達しているかしていないを見極めるには比較が必要です。学校の中では、その比較する対象も上達していますので、自分が上達していることに気づかないのです。
しかし、夏休みに帰省した時に自分がものすごく上達していることに驚くことになるでしょう。
それは、過去の先輩達も同じ経験をしています。
この短期間でどのくらい上達したかは、夏休みを楽しみにしていただきたいですね。
絵手紙の授業
かなの授業 しっかりと書き込みます
漢字かな交じりの授業
友達と切磋琢磨しています
観峰館見学 貴重な資料が展示されています
臨書の授業 九成宮と孔子廟の特徴を比較
初めての拓本採取。碑の前で記念撮影
たくさんの碑の中から好きな文字を採択します
楷書の授業 細かい所まで添削されます