8月19日(月)~30日(金)までは、夏季集中講座になります。この期間は、篆刻をはじめ、大学の先生を招いての講義や夏休み前までに学習してきた内容の復習をしていきます。
また、蒔絵などの書を活かした作品作りも通常授業とは異なる内容で勉強していきます。
今日はその中から「長野竹軒先生の講義」についてお伝えします。
長野先生は東京学芸大学名誉教授で元文部科学省教科調査官でもあり、全日本書写書道教育研究会理事長などを歴任し、書写書道に関する著書も多数出版している有名な先生です。
今回の授業内容は①硬筆書写の必要性②臨書の仕方について の2つでした。
書写・書道の指導者を育てる学校としては、現在の学校教育における「毛筆」と「硬筆」についての正しい知識を持つ必要があります。
「①硬筆書写の必要性」のお話は、これから小・中学生を指導していく学生にとっては、学習指導要領の内容を知ることは書道教室での対応、指導に有意なお話を聞くことができました。
また、「②臨書の仕方」については、形臨するときの着目点や書き方、意臨、倣書するときのコツを教えていただきました。
実技を交えた講義に学生たちは内容を確認しながら学んでいました。充実した時間は、あっと言う間に終わってしまいました。