1月から卒業制作に入り、学生たちは全紙もしくは聯落ち(れんおち)に各々の思いや考えを
先生と一緒に相談しながら一つのことを成し遂げるために一生懸命頑張っています。
卒業制作の期間は、通常授業とは異なり1日の半分以上を卒業制作に費やします。
ある学生は、1,000文字以上を全紙に書くので、文字数と紙の大きさを計算して1マス1マスを鉛筆で紙に書き込んだり、古典の作品を書く学生は、読み取れない文字を字書で調べたり、仮名を書く学生は、散らし方や和歌を選んだりと書く前の下準備に追われています。
毎年、12月からは文字を調べたり、レイアウトなどをしているのですが、どうしてもほとんどの学生は1月から始めてしまい、書き込む時間が少なくなって慌ててしまうのが通例です。先生方は早めに声をかけているのですが、学生たちは追い詰められないと本腰を入れられないのはいつの時代になっても同じようです。(夏休みの宿題と同じですね)
1月末日には、作品を仕上げて表装に出します。卒業式に展示することを考えるとこのタイムスケジュールがギリギリのタイミングになります。
残り、あと数日ですが、悔いが残らない納得の作品が書きあがることを祈っています。
































