書道の師範を目指す滋賀県の淡海書道文化専門学校

暑い日が続く中、多くの方がオープンキャンパスにお越しになり、淡海をご覧いただきました。

今回は夏休みという事もあって全国各地からご家族で見学に来られ、学校の雰囲気や学生生活など皆さんに見ていただき、学生にも直接質問されている方もおられ校内は和やかな雰囲気でした。

オープンキャンパスの内容は、6月に行った内容と同じですが、前回、大きい文字を書いた人は実用の文字を書き、実用の文字を書いていた学生は大きい文字に挑戦していただきました。ただ、夏休み期間中ですのであまり練習が出来ていませんでしたが、みなさん良く頑張って書いていたと思います。

今日も38度を超える猛暑日でしたが、学生の熱気も外に負けないくらい充実したパフォーマンスを披露できたと思います。

オープンキャンパス以外でも、随時、学校見学を行っていますので、通常授業をご覧になりたい方は学校までご連絡ください。(土日祝日以外は受付けております)

夏休み期間中も学校は開校していますので、学生たちは各自、自主学習しに自由登校してきます。

学生は全国から集まっていますので、夏休みは帰省する生徒も多いのです。しかし、中には宿題を学校で済ませてから帰省する学生も比較的多いですね。

今回は残った学生が予告も無く突然、スイカ割を始めたので急いでカメラを持って現場に急行しました。

外の気温は３７度。日差しが痛いくらい照りつける昼下がり。棒１本。スイカ１玉。１０数人の学生が見守る中、一人の先生が本気で地面をシバキあげた。棒は「バッキ」と言う音と共に周りの学生は、大爆笑。棒は二つに折れて２本に。借りてきた棒を先生が、やってもーたー!!しかし、そんなことはお構いなしに２番手、２回生が出陣。違う棒を探してきてやり直し。次はしっかり大当たり。スイカは真っ二つに。しかし、２回生のお祭り女子は、このままでは終われない。３番手は折れた棒２本で二刀流にてイザ出陣。スイカに当たるも棒が短すぎてスイカ割れず～残念!!

海に行く時間はありませんが、みんなで工夫してこの夏を楽しんでいました。割れたスイカは、美味しくいただきました。

毎年恒例の終業式後のバーベキュー大会を開催しました。

昨年は大雨の中で開催しましたが、今年は天候にも恵まれ、時折り見せる太陽と涼しい風が吹き抜けるグラウンドでのバーベキューは最高でした。

入学から3か月。書写・書道検定試験、オープンキャンパス、各教科の勉強など、やる事はたくさんありましたが、充実した学校生活に立ち止まる間もなく終業式となりました。今日はお疲れ様の意味も込めまして一日、みんなで楽しく過ごしました。(楽しい雰囲気は写真をご覧ください)

最後に全員で記念写真を撮り、後片付けをして今日の学校は終了しました。

夏休みは、帰省する人や学校に残って自主学習する人など様々ですが、夏休みに鋭気を養って８月下旬の夏季集中講座には暑い夏を乗り切って元気な顔を見せてくださいね。

書道リレーをご存じですか

最近テレビなどでもやっていますが、1チーム(4～5人)で一人一画を書いて行き、みんなで一つの漢字を書い行く競技です。テレビの場合は、書き順を間違えた時点で終了ですが、本校では書き順を間違える事はありませんので、最後まで書き上げます。

今回は、模造紙(100㎝×80㎝)を黒板に貼り、大きい筆で一人一画を書いて行くのですが、普段と違う書き方で書いていくので思うように筆が運べない上に、みんなが見ているので緊張してしまい、字形のバランスや波法など上手く書けない事が多かったのですが、友達の助言をもらってチームワークで書き上げました。

黒板に紙を貼る事で、書きはじめの位置を考え過ぎていると筆から墨がポタポタと足元に落ちたり、墨量が多すぎると書いた文字が涙のように垂れたり、色々と勉強になりました。用紙が模造紙という事で半紙と違い墨を吸わなかったり、地面と用紙が直角になる事で普段とは違う書き方(リズムや墨量)をしなければいけない事を知りました。

また、前の人が書いた文字を自分の線でフォローしたり、次の人に迷惑かけないように気を遣ったりと、一人で書いている時とは違う緊張感が楽しかったです。

書道リレーでは　One for all,all for one. 一人はみんなのために、みんなは一人のために　　を学びました。

書道を勉強している人なら一度は見たことがあると思いますが、古典の臨書教本などで文字が白く、周りが黒くなっている本を見たことがあると思います。

これを拓本と言います。

※拓本（たくほん）は伝統的な器物の複写の方法の一つで、凹凸のある石碑、器具（硯、青銅器など）に紙や絹を被せて密着させ、布を巻いたタワシなどで紙の上を叩き、最後にタンポに含ませた墨を打ち（上墨；じょうぼく）、凹凸を写し採ります。この写し採った紙や布をまとめた物を拓本と言います。(ちょっち違いますが、魚拓に近いのかもしれませんね)

今回は、拓本がどうして文字が白く、回りがなぜ黒いのかを体験しました。

拓本採取は、学校に隣接している博物館、観峰館(かんぽうかん)の石碑(レプリカ)から好きな碑石を選んで採りました。    ※石碑は8基(九成宮禮泉銘、孔子廟堂碑、集王聖教序、曹全碑、真草千字文、顔氏家廟碑、玄秘塔碑)

この日は、天候にも恵まれ外気温35度を越える猛暑の中、みんな拓本に夢中になり、採った拓本に一喜一憂していました。

2回生は石碑一面を採るという事で、3人一組になって拓本を採りました。大きな石碑なので脚立に乗って一生懸命、女の子たちが工夫をしながら拓本を採りました。

力作は写真を見てくださいね。