去る10月27日火曜日、本校において書道の体験をしていただきました。今回書道を体験されたのは、アメリカはミシガン州のマーケット市から友好親善使節団として東近江市に来られた9名の方々です。
午後3時30分。学生の拍手で迎え入れられた使節団の方は、イスに座っていただき学校の紹介と書道についての説明を受け、その後、本校の学生による書道パフォーマンスを見ていただきました。
最初は、実用的な書と言うことで「色紙」「命名書」「学校用画仙」「のし書き」「封筒の表書き」を見ていただき、小さい筆を巧みに操る学生の姿を見て、歓心していました。つづいて大字(全紙・大字かな・扁額・聯落ち・半切・漢字)の揮毫を見ていただき、大字の迫力に使節団の皆さんは興味津々でした。
学生による 揮毫が終わり「使節団の方々から学生に対して何かご質問はございませんか」と司会者が尋ねたところ、使節団の方から「いつ頃から書いているのですか」「将来の夢は」などの質問が出て、使節団の方との交流を深めました。
いよいよ、使節団の方の書道体験になりました。
初めて持つ「筆」に墨を付けて白い紙に書く「緊張感とドキドキ感」を楽しみながら、みなさん、色紙に向かっていました。また、漢字を書くのも初めてなので、本校の講師陣をはじめ、学生たちが使節団の方の手を取って一緒に書いたり、書き方の説明をしたりと書道を楽しみました。
最後は、全員で記念撮影をして、その写真をパネルに入れて、自分が書いた色紙と一緒に記念としてお渡ししました。
皆さん、ものすごくお喜びになり「ここが一番楽しかったったです」と言う言葉をいたたぎました。
短い時間でしたが、人に物を教えることの難しさと、それが出来た時の喜びを体験したことは、学生にとって良い経験になったと思います。